(15)小説 孤独なブロガー

こんにちは、mizuです。いつもお疲れさまです。
記事を多くの人に読んでもらうための考え方として、誰かの「困った」を解決するような文章を書くというものがございます。アフィリエイトで収入を得ている方々の頭の中には常にこのようなことがあるといいます。不足しているから困るのであって、その困っている方に対して物を供給するのがアフィリエイターなのかな、と私は思っております。ところで、小説家は誰に何を供給するのかということを考えますと、少しわからなくなってしまいます。「喜び、切なさ、夢」を誰かに対して。もしかすると、誰かとは、自分自身のことなのかもしれません。
では、以下小説です。
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ドラゴンは虚しい心持ちになる。こんなことをして、一体何になる。然るに、星たちからすれば、生きることと死ぬことは深く考えるまでもなく同様であり、生き物の意志は消え果てることはないということになっている。ドラゴンは炎を吐き続ける。あたりはすっかり灼熱地獄だ。
「もういいよ、ランディ」空から声が聞こえる。
「これ以上はやり過ぎだよ」
「山火事はいつ見ても綺麗だね」「趣味が悪い」「あなたに言われたくないよ」「いいえ、私は山火事を綺麗だとは思いません」「じゃ、なんでもっと早く止めたかったの?」「ドラゴンの炎を見たかったからよ」「同じことだし」
ゴブリンの気配はない。先程まではたしかにいたのだが、すっかりいなくなってしまった。これが召喚獣同士の戦いとなると今回のようにはいかない。もっとひどいことになる。
ドラゴンは翼を広げ飛び立つ。用は済んだ。あとは帰るのみである。

ああ、終わった。
ところで、ブロガーはファストフードが大好きなので、ランディはただ今地球に寄ったついでにマクドナルドのビックマックバーガーをいただきたいくらいの心意気になる。しかし、まさかドラゴンの姿で店内に入ったりドライブスルーのサービスを利用することなんてできるわけがない。だいいち、通貨を所有してないし、よしんば持っていたとしてもマクドナルドのクルーさんたちは羽根のついた巨大なトカゲなんぞには商品を渡してくれないはずだ。
「今日は大活躍だったね」星が声をかけてくる。
「うん。すぐに終わらせたかったんだ。場所が森だったから長引かせると余計に悪くなると思ってね」ドラゴンは答えた。
「森が一つくらい焼けたって地球全体で考えれば何も起こってないのと同じだよ。そういうところが優しいね、ランディは」
「あとで痛い目に遭うこと間違いなし」別の星が言った。
「ドラゴンの次は何に生まれ変わりたい?」
ランディは少しの間考える。「鉛筆とかでいいよ」
「いや、それは人間が作り出した道具だから無理だね」
「あなた、そんな他人様の夢をぶち壊すようなことを言っちゃいけませんよ」「じゃ、仮にランディがサンタクロースになりたいとか言ったら、きっとなれます、とでも答えるのかい」「ねえ、後生だから、およしなさい」「ランディ、次はサンタクロースに転生して小さな子供たちにビックマックバーガーやてりやきマックバーガーを配りに行ってもらうよ」