小説 孤独なブロガー(3)

こんにちは、mizuです。いつもお疲れさまです。


以前にアップロードいたしました「孤独なブロガー」につきまして、完成させたつもりでしたが後に続くストーリーを追加したくなりましたので、続編を発表いたします。


内容は本記事と次回に分かれます。その後も随時追加していくつもりです。明らかな失敗作をどうにかして修正したくなりました。このままではブロガーがかわいそうだと思いましたがゆえに。


では、以下にお書き申し上げます。


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「孤独なブロガー(3)」

 

ブロガーは外に出て散歩している。ただいまの時刻は午後11時を過ぎたくらいである。昼間から天気が良かったようで、今も雨が降りそうな気配はない。空には月が出ている。暗闇にぼんやりと黄色と白色が混ざったようなシルエットが浮かんでいる。あたりには星も出ていて、数えきれないほどの白い点が輝いている。天の河というより、星の海である。これくらい星が出るときは、夜であっても昼間くらいに周囲のものがよく見える。明るいのだ。車を運転するときはヘッドライトの明かりを頼るので夜間は暗いけれども、田んぼ道を歩くときには人工的な明りはいらない。あると逆に他の物がよく見えなくなる。


彼は夜間でも天気の良い日には外に出る。近頃のスーパーマーケットは商魂たくましくも深夜まで営業しているので、散歩のついでに寄ることもある。パスタやサラダ油、マヨネーズが足りなくなりそうなときに利用している。黒色のリュックサックに入れて持ち帰る。米がほしいときもある。しかし、米は重い。深夜まで営業しているお店は自宅から遠いと感じるくらいの距離なので、米を買って帰ることはない。散歩の主たる目的である気分転換ができなくなってしまう。


道端には雑草が生えている。コンクリートアスファルトの間から力づよくも穏やかに伸びている。これからぐんぐんと成長し、夏になるころには淡いピンク色の花を咲かせる。しかし、興味を持って観察しなければただの見苦しい植物だ。


「ブロガー。」雑草は声をかける。ブロガーは雑草の声に気が付かない。「投資家。」別の雑草が声をかける。それでもブロガーは気が付かない。「倹約家。」星が声をかける。しかし、やはりブロガーは気が付かない。星空を見上げることはない。「雑草さんたちね、人を呼ぶときには『さん』とか『様』くらいつけたほうがいいよ。ブロガーじゃなくて、ブロガーさんってお呼びなさいな。投資家じゃなくて、投資家さん。そうだよね、お月様。」別の星が言った。月は星に呼ばれてはっとする。眠っていたのだ。月は寝てばかりいる。うん、とだけ月は返事した。


(次回に続きます。)


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未熟な筆であるにもかかわらず、お付き合いくださいましてありがとうございます。


以上。mizuでした。

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