(8)小説 孤独なブロガー

こんにちは、mizuです。いつもお疲れさまです。


これから次々と「孤独なブロガー」の続編をアップロードいたします。(上)と(下)を書いた時点では現実にありうる状況を描いておりましたが、今ではすっかりファンタジーでございます。もはや修正不可能です。もともと好きでなかった作品ですので、作品の不出来さに拍車がかかることに関しては気になりません。けれども、気になりますのは、私のブログを今まで読んで下さっていた方々の中で一体どれだけの方が、ファンタジーの世界に入って来られるかということです。おそらく、ごく少数の方々のみしか付いてくることができないのではないかと心配しております。


では、以下に続きをお書き申し上げます。


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ぴょんぴょん、と跳びながら動くウサギもいれば、4本の手足を忙しく這わせて進む兎もいる。大柄な者もいれば小柄な者もいる。


「ちょいと、そこ、ぐずぐずしてっちゃダメだよもう。ちがうってば! え? でこぼこしてる? だったら平らなところを見つけてよ、もう、だらしがないなあ。」


兎たちは持ってきたうすを地面に下ろし、これから餅を作る。頭数が多いのでそれぞれ自由に動いていたのでは、いつになっても作り始めない兎が現れる。だから、ある程度経験を積んだ者は自ら餅を作ることなくまわりの兎を指導する。今声を上げたのはその中の一頭だ。


「え? お前さんは餅を突かないのかって? いいんだよ、俺は、その気になればいくらでも作れるんだから! ああ、しんどいよ。誰も俺の苦労をわかっちゃくれないんだから。」


うすを地面に据えた組から作業に取りかかる。そして月の表面はウサギで埋まるくらいになる。こういうときには、月はいつもの白色から黄色やオレンジ色になる。


そのうちに、どこからともなく歌い声が聞こえてくる。

 

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まん丸く      静かに眠る     お月様


兎(う)たちは     うす据え餅突いて


お茶菓子作りに      熱上げる

 


面白おかしく      取り組むも


出来たお餅は      出来過ぎて


収まるお腹は      他人様

 

 

それでもおらたちゃ      作ります。


大福餅や      よもぎ


あなたのために      誰(た)がために


ぺったんぺったん      喜んで

 

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(続きます)

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以上。mizuでした。