(9)小説 孤独なブロガー

こんにちは、mizuです。いつもお疲れさまです。


本日も小説の続きをアップロードいたします。創作しているときは楽しく、執筆中には小説を書くことについて気が付くこともございます。以前はほとんど書けませんでした。今はすらすらと鉛筆が進むから不思議です。一体何が以前の自分と違うのかはわかりません。たまたま調子が良いだけかもしれません。たぶん、読んでくださっている方々のおかげです。いつもありがとうございます。


では、以下に続きをお書き申し上げます。


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黙々と作業するのは退屈という意見によって、歌うことは許されている。兎は大声を出すことができないので、作業中に歌い声がうるさくて注意されることはほとんどない。餅突き中は皆それぞれ手前勝手な詩を自慢の美声によって披露する。兎はこの時のために四六時中歌詞やメロディーを頭の中で創作している。


とはいえ、歌わない者もいる。


「あんちゃん、今の良かったよ。それに、いつもながらいい声だね。なんて曲なの?」「ん? うん、タイトルね。『餅突きウサギ』。」


「そのままじゃん。」「けれど、これでも作るのに時間がかかったんだ。」


「どれくらいかかったの?」「2時間。」


兎たちはぺちゃくちゃとおしゃべりしながら作業する。順調に餅が出来上がっていれさえすれば監督からとやかく言われることはない。彼らも星たちと同じでお喋りが大好きだ。誰かと話をしたくてうずうずしている。兎の鼻がいつも小さく上下しているのはこのためで、他の種族からは落ち着きのない生き物だと思われている。ただ、兎たちの中には恥ずかしがり屋な者が多いため、お喋りをするにしても話し込む相手は気の合った者同士くらいで、ドラゴンや星たちと長々話をすることはほとんどない。会議に参加しているときにはじっとしているものの、心の中では、早く帰りたいと思っている。


そのうちに、我慢しきれなくて遊び始める兎が現れる。ぴょん、ぴょんと跳び上がり、空中からふわふわと落下するのを楽しんでいる。

 

(続きます)
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以上。mizuでした。