(10)小説 孤独なブロガー

こんにちは、mizuです。いつもお疲れさまです。


小説を書くことができる時間は私にとってゴールデンタイムです。楽しく鉛筆を動かし、ストーリーを追加している最中、私はゴールデン mizu になります。はい、おもしろくありませんね。逆にかけないときには最低で、気分は奈落のそこへ落ちます。書けるうちにストーリーを進めておこうと思っております。本当に、皆様のおかげです。


では、以下にお書き申し上げます。


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そのうちに、我慢しきれなくて遊び始める兎が現れる。ぴょん、ぴょんと跳び上がり、空中からふわふわと落下するのを楽しんでいる。


「あーもう、ダメだよ、飛び跳ねっちゃ。餅を作ってる最中なんだから。」監督は遊んでいる兎を注意する。


兎は構うことなく跳び続ける。せっかく月まで来たのだからすこしは楽しみたいのだ。


「そんなに跳んだら戻ってこれなくなるよ、宇宙は無重力なんだから。え? いいって? そんなこと言ってられるのは今だけだよ。お父っつぁんとおっ母さんが心配するよ。」


兎は監督の姿が見えなくなるほど高く跳び上がる。ぐんぐんと上へ昇っていく。そして、消えてしまう。


その他大勢の兎たちは、たった今いなくなった兎のことを気にすることなく作業をし続ける。心配しているのは彼の親御さんくらいで、知り合いや兄弟ですら何事もなかったかのごとく餅突きに取り組んでいる。監督も兎が消えてしまったのを見届けた後は、いつもどおり他の兎を指導して回っている。


だいたい、兎は近目なので、遠く離れてしまったものを追うことはとても苦手である。少し離れただけで誰が誰だかさっぱりわからなくなる。そして、あまりにも近目なものだから、月が複数に見えている。遠く離れているときには3つや4つに分身するのに近づくと1つへ変化するので、兎たちは月が変化の魔法を使うことができると信じている。分身しているものの本物は1つのみであり、悪い者が侵入してこないようにしたいがためにこうなっていると思い込んでいる。ドラゴンや風の精霊が、「月は1つだよ。」と言っても聞こうとしない。たしかに複数個見えているのだから、月が1つなわけないのだ。兎と一緒にいるときにドラゴンや風の精霊などは、「今日は月がきれいですね、3つも出てて。」というようなことを兎から聞くときもあるのだが、そういうときには、「え? 今日は4つですよ。」と返すのが粋なやり方である。こう返すと兎は微笑みながら、「ふふ、今日は4つでしたか。これは失礼、たしかに4つですね。」と調子よく返事してくれる。兎の世界ではこれが普通の会話なのだ。


(続きます)

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以上。mizuでした。