(13)小説 孤独なブロガー

こんにちは、mizuです。いつもお疲れさまです。
すっかり当ブログの表示がシンプルになってしまいました。「カテゴリー」をサイドメニューから外したのはやり過ぎだったかなと心配しております。これによって、閲覧なさる方は私が過去に書いた物語などを振り返りにくくなりました。どうしてこんなことをしたのかと申しますと、まず自分の書く小説につきましてあまりにも悪いと感じることがあるからです。上手く書けるときもありますが、下手なことを書いてしまうこともあります。こうして、読んでくださる方が期待して過去記事を検索し、やっと見つけたものがくだらなかったらおそらくがっかりすると思います。それなら読まれない方がよいくらいなので、検索しにくくいたしました。
では、以下小説です。
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上空からでは視界が悪い。ランディはひとまず召喚士のそばへ近付くことにする。召喚士は女の子だ。
今回は女の子に呼ばれたが、男の子に呼ばれることもある。だが、年が若くなければ召喚獣は呼べない。誰にでも呼ぶことができるわけではなく、赤子のころからだんだんと成長し、一人で立ち、言葉を使って他人とコミュニケーションできるくらいの年齢になると、その子供が召喚士であることが突然わかる。子供は気の優しい子もいればやんちゃな子もいて、子供でいるうちには誰かと喧嘩することも多い。このようなときに、いつも口先だけでやり取りしているか素手で取っ組みあっていると、そこへ召喚獣が現れる。ドラゴンが現れた場合には、相手を焼殺してしまうこともある。あるいは、ドラゴンが到着する前に喧嘩が終わり、相手の姿が見当たらない時には攻撃のしようがなく、何もせずに引下がることもある。召喚獣が現れてからは大変で、この子供が召喚士であることを町中の誰もが知ることになる。召喚士に対して喧嘩を仕掛ける子供はいなくなり、話しかけようとする子供すら少なくなる。そうして間もなくこの女の子や男の子は社交的な場で精神的に孤立する。以前は喧嘩早く腕白だった子はだんだんと大人しくなり、次第に言葉数が少なくなる。欲しいものは両親から与えられずとも友達の親御さんや親戚のおじちゃん、おばちゃんからいくらでも貰えるようになる。ちょっと道を歩いているだけで声をかけられて、ビスケットなどを両手いっぱいに握らされることもある。初めのうちは両親から「知らない人から物を貰っちゃいけない、お返しができないから。」と諭されることもあるが、あまりにも毎日のように物をいただいてくるものだから、次第に何も言われなくなる。両親のほうが悟ってしまうのだ。また、こうして幼いうちから欲しいものを何もかも与えられてしまうので、成長し大人になり召喚獣を呼べなくなったときには、すっかり我がままになっていることが多い。
ランディは少女の隣に立ち、あたりを見渡す。上空にいたときと同様に視界は悪い。けれど、少女の近くにいれば少なくとも彼女に危害を加えることはなくなる。彼女の周りには大人が数十人も付いていて、皆ドラゴンを見て驚いている。