(14)小説 孤独なブロガー

こんにちは、mizuです。いつもお疲れさまです。
この物語について申し上げますと、「学校や会社へ行きづらくなって家に引きこもるようなってしまった人たちがこの物語を読んだ後に自分の部屋から出たくなるような作品にしたい」と思っております。鉛筆が進まなくなったときは、いつもこのようなことを考えますと自然とストーリーが先へ進みます。たぶん、文学雑誌が主宰する新人賞などのために書くと、まずいことになるはずです。とはいえ、ある程度書いたら試しに何かの新人賞へ応募してみようと考えております。
では、以下小説です。
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相手は森の妖精だ。ゴブリンである。ゴブリンと一語でいっても、様々な種があり、森に住んでいる者もあれば、人間の住む家で人と共に生活している者もある。彼らは人間ほど器用ではなく、細かな作業が苦手だ。攻撃方法は投石かタックル、石の斧を用いた打撃くらいである。罠を仕掛けることもあるが、複雑なものは作れない。落とし穴が精々である。
ゴブリンは全く攻撃してこない。だいたい、ドラゴンは自分たちの惑星から宇宙空間を渡り地球に到着するまで30分ほどしかかからないほどのスピードで動くことができる。また、彼らの皮膚は石などでは全く傷つかないくらい強靭にできている。妖精たちはこのことを承知している。だから、何もして来ないのだ。
ドラゴンより弱いとはいえ、人間からすれば手強い相手である。ランディはひとまず見えているゴブリンに向けて煉獄火炎を吐く。灼熱によって、ゴブリンの肉体が霊魂と共に浄化される。彼らは土に還る。
どこからともなく歌い声が聞こえてくる。

 

彼らの上に絶えざる光を輝かせ給え
彼らに永遠の安息を与え給え
偉大なる御稜威(みいつ)の大王よ

 

ランディは再び炎を吐く。姿は見えなくても気配によって大体どこにどれだけの数がいるかを把握できるので、方向さえあっていれば効率良く相手を片づけることができる。ただ、彼はなるべくならゴブリンの命を奪いたくないので、意図的に急所を外すべく、まるで関係のないところへ狙いを定めて炎を放射する。ゴブリンは息絶えなくても、木に住んでいる鳥や虫は絶命することになる。場所が森であるからに、炎を用いればたくさんの命を奪うことになる。
嫌な仕事だよ、とランディは思った。近くにいる女の子を見ると満足気な表情をしているのがわかる。ついでに大人たちの様子を窺うと、彼らはいかにも頼もしそうな目つきで少女と自分を観察しているのがわかる。これから町に戻ってみんなでお酒を飲むのだろう。