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書けそうにない時にこそ物語を進めるようにしております。前書きにつきましても同様です。あるいは調子の悪そうなときにこそ、と申し上げてもよいでしょう。そのうちどんな時に筆を握ってもある程度の物が出来るはずと考えております。調子の良い時には書くことを控えて、執筆するために効果的と思える別のことに取り組みたいと思っております。

When I wondor how my mind is stone, I'd do writing. As same as make story, prewriting so. Then a little time over it will be easy for me to make some works. Although I feel my mind is fine, it's time to do reading or the other practice.

気不進時、将書説。快調時、将為他事。

何を考えることもなく、じっとしていると、ドラゴンの近づく気配がする。もうほんのすぐ近くまで来ている。雷が落ちる音が聞こえたので、頭を上げる。目の前に母親が立っている。
「ちゃんと食べてるの?」「はい」
「勉強は?」「してます」
「成績表を見せてみて」「・・・・・・」
ランディは立ち上がり、要求された物を取りに行く。そして母親に見せる。
「いつも通りね。で、ご意見が、若くてかわいい女の子にはもっときつく当たってもよろしい。なにこれ、まぁいいわ。それと、優しい男は駄目です、って云われてるわよ」
そんなことは、わかってます。
ランディはまごまごしてしまう。用事があるなら早く言ってほしい。
「仕事はしてるよ」
「女の子は?」
母よ、いくら何でも性急ではないだろうか。「言わずもがな」
息子が何か言えば、文句を付け、黙っていれば喋り出す。「私があたなくらいの年には、暇さえあれば外に出ていたけどね」今も変わらず外で遊んでばかりいる。「男を見つければ、すぐに自分から向かっていったよ」一人でじっとしていることができないのだから仕方ない。水中にある気泡が水面へ向けて上昇するように、母は男のいそうな場所へ向かうのだ。「いいドラゴンを見つけたらね、かぶりつくんだよ。相手に構って欲しいからね」息子を叱り付けていると次第にお説教なのか恋についての自慢話なのかわからなくなる。そのうちに、ダメよ、という言葉を浴びせられることになる。こういうときにランディが思うのは、きっと私生活でうまくいかないことがあったのだろう、ということである。不安なことが尽きなくて、精神を安定させるべく何かを求め、外に出るのだ。母が為した方がよいのは、自分の抱えているものを見詰め直し、不必要に出端っているている部分を修す事である。「私なんて、若い時分には、成績表にご意見されるまでもなく、男には体当たりしていったわよ。女の華には咲く時があれば散る時もあるんだからね。それに比べて、男は気楽なものだよ」
「だから、かぶりつくの?」
「そりゃそうよ。だって見ていて腹が立つじゃない」
母は己に噛みつきに来たのだ、とランディは思った。